« 2005年02月 | メイン | 2005年04月 »
2005年03月23日
エレクトラ
小澤征爾の「東京オペラの森」公演を見てきました。
ええ、あれです。無駄遣いだのチケットが売れないなどと散々週刊誌に叩かれていたあれですｗ
小澤がどーでも私はアグネス・ヴァルツァを観に行くんだからいいんだい！と心を慰めつつ…。
（いやチケット高かったし）
演目はヨハン・シュトラウスの「エレクトラ」
ストーリーは自力でぐぐってもらうとしてメイン・キャストは以下の通り。
エレクトラ（主人公）：デボラ・ポラスキ
アガメムノン（殺された父王）：エリック・ラーヴェス（助演）
クリソテミス（妹）：クリスティーン・ゴーキー
クリテムネストラ（裏切り者な母）：アグネス・ヴァルツァ
オレスト（弟）：フランツ・グルントヘーパー
結果から言うと、すっごく良かった！！！！
やっぱオペラは歌手だ！と思わせる実力派ばかりでした。
エレクトラは３回目だけどその中では文句無しに一番の歌唱力。
（オケは歌手の邪魔になったりしなかっただけで十分！）
この顔ぶれを揃えてくれてありがとう！と思いました。
ヴァルツァが素晴しいのは判っていたんですが、その他のキャストも只者では無かった。
絶叫系オペラだとばかり思ってたエレクトラに声の表情を付ける余裕があるなんて！
こんなキレイな歌だったとは知らなかった…。
そして妹役ゴーキー。まるでノーマークだったのに凄い。惜しむらくは体型…。
あと１０キロやせたらタイトルロールが歌えるのに…。
逆にヴァルツァはあの年であの体型は偉い。太らない体質なのか、本人の節制の賜物なのか？
ビジュアル重視のカラヤンに重陽されただけの事はあります。（実力があるのは前提で）
ただ、この不実な母役には気品がありすぎだったかも。まあ、王妃だから気品があってもいいのだけど。
彼女の伯爵夫人（薔薇＆フィガロ）が見てみたい…。
弟、オレストも勇者の貫禄のある声と見てくれでした。
演出はエレクトラの心象風景をモノトーンの光と影のみで現したもの。
床に黒っぽい砂で埋め尽くし、三方に灰色の壁。それだけ。
中央に穴が開きそこからキャストが出入り。
端正な舞台だったけど、あれじゃストーリーは判らないだろうな。
その演出で、既に死んでいるアガメムノン王が出るのですが（歌いません。エレクトラの回想で
出てくるだけ）なんと！！！！！
全裸です！
白塗りボディに血がしたたってます。
若いです。
ふふふふふ………（←壊れた？？ｗ）
これぞオペラの醍醐味。
芸術の名の下にはなんだって許される。
いやエリック・ラーヴェスって何者でしょうね？全裸で舞台で頭上高く担がれるだけ。
終焉後はどの歌手にもブラボーの嵐。
小澤が出るとお約束なのかブーイングする人もいたけど、この出来ならオケが多少アレでも
ブーイングは必要なかった。
ブーイングのおかげでアンコール少なかった気がする。
いや、歌手が早く休みたかっただけか？ｗ
ちなみに来年はオテロ（こないだスカラで来日した人が歌うらしい）、再来年はタンホイザーなの
だとか。
しかし「東京のオペラの森」が再来年まであるかどうかが心配。
人気が出ないほうがチケットは取りやすくていいのだけれど。
2005年03月18日
こうさぎテスの俳句
もてあそん 入院すれば あたらしい
これは…弄ばれても入院さえすれば新しくなるので
大丈夫、ということだろうか（笑）
もっと「優雅な言葉」を覚えさせてあげたいねぇ。
2005年03月13日
Ｋｉｎちゃんへの見本
2005年03月01日
アディポンが…
どんより
だって。
ごめんよーｗ